日本のシャンパーニュ市場は年々成熟の様相を見せ、シャンパーニュ愛好家たちは自分自身の好みや価値観に基づいて、自然なスタイルでシャンパーニュを選ぶようになってきました。その中で“知る人ぞ知るシャンパーニュ”と評されるメゾンがアンリ・ジローであり、熱狂的なファンを持つことで知られています
かつては“幻のシャンパーニュ”と呼ばれ、イギリスやモナコなど、ヨーロッパの上流階級に愛されてきました。上質なブドウから生み出される芳醇な味わいは、長い間ヨーロッパ社交界の宴を彩ってきました。現在、日本ではKFWアンリ・ジローの輸入・販売により、シャンパーニュを心から愛する人々から絶大な支持を受けています。

アンリ・ジローがこの30年間最高級のシャンパーニュを造るために研究を重ねてきた結果の集大成とも言えるのが、「Esprit Nature-エスプリ・ナチュール」です。ナチュールとはいわゆる自然派ワイン、ヴァン・ナチュールではなく、自然と共存しシャンパーニュ造りに取り組むという信条を表します。アンリ・ジローの最大の特徴である木樽はアルゴンヌの森の樫の木から作られており、ぶどう木のテロワールだけでなく、アルゴンヌの森の木樽のテロワールにまでこだわっています。完熟した桃や洋梨などのフルーティな香りの中に、バニラや白コショウのニュアンスが感じられ、ピノ・ノワール主体のシャンパーニュならではの芳醇さと、軽やかなタンニンが印象的です。